薄毛男の健康育毛日記

育毛に関しての有益情報

中性脂肪もコレステロールもいわば油

ドロドロ血液の原因といわれるものにコレステロール中性脂肪といった血液中に過剰に存在する脂質の問題があります。中性脂肪というのは、砂糖やごはんなどの糖質類、アルコール類などから肝臓でつくられる脂質です。私たちは魚やごはん、野菜などの食物を摂り、それをエネルギーとして利用しています。その際、使いきれずに余ったエネルギーはすべて肝臓で中性脂肪に変えられ、皮下の脂肪組織や肝臓に蓄えられます。そして、血液中のブドウ糖が不足したときに蓄えられていた中性脂肪はエネルギー源として利用されるのです。

このように本来、中性脂肪は効率の良いエネルギー源として働いていますが、それが皮下脂肪や肝臓に溜まりすぎると病気の源といわれる肥満や脂肪肝を招くのです。
一方、すっかり健康を害する悪者との烙印を押されてしまったコレステロールも食物として摂政しなくても常に肝臓で合成されています。このことからもわかるように、コレステロール自体は身体にとってなくてはならないもので、細胞膜や性ホルモンなどの重要な材料として利用されています。ただし、その有用なコレステロールも血液中に多くなりすぎると、血管壁にしみ込んで動脈硬化の原因となるわけです。

血液は血球と血漿からなっています。このうち血漿は約90%が水分という液体で、糖質などの栄養素を溶かして全身に運ぶ役割を担っています。ところで、中性脂肪コレステロールもいわば油です。この油がなぜ、ほとんど水のような血漿の中に溶け込むことができるのでしょうか。
実は中性脂肪コレステロールもそのままでは、水と油の関係で、血漿に溶けることはできません。