薄毛男の健康育毛日記

育毛に関しての有益情報

皮脂の摂りすぎはダメ

育毛サロンなどでは「髪の毛が生えてこないのは、毛根にこんなに皮脂がつまるからです」と言って、施術者はマイクロスコープなどを使って頭皮の皮脂を見せてきます。そしてこう言うのです。「この器機をつかって皮脂をゴッソリ取り除きます。そうすると育毛剤がよく浸透するのですね、また毛細血管が刺激されて赤くなっているのが分かるでしょう?血行がよくなった証拠です。」

いやいや、とんでもない。皮脂を完全に除去してしまったら、頭皮も髪も傷んでしまいます。毛根周辺が赤くなっているのは、摩擦などの刺激を受けて軽い炎症を起こしているから赤みを帯びているだけです。決して血行がよくなったのではありません。こんなことを続けていれば、近い将来、余計に薄毛を助長します。皮脂を取りすぎたり、強すぎるマッサージをしたりするヘッドスパ施設などでは、頭皮にも髪のも大きな負担を強いています。頭皮の潤いまで無くしてその結果乾いた土壌のようなペンペン草も生えないような頭皮になってしまう恐れがあります。

皮脂は髪と頭皮の水分蒸発を防ぎ、そして潤いを保つために必要な潤滑剤の働きをします。これを全て取り去ってしまうと、フケや痒み、炎症、さらなる抜け毛を招くのは想像に難しくないでしょう。

もちろん何日も洗髪せず、皮脂が酸化して汚れが頭皮に蓄積されてしまったら問題です。その場合は適度に洗髪すればいいだけです。毎晩、適切な洗髪剤を用いて洗髪すれば充分なのです。

ですから、わざわざ皮脂を取りすぎて頭皮や髪を傷める必要はないのです。しかしながら、こうした施設は、皮脂を取り除く強力なシャンプーや特殊な器機をわざわざ用いて、時間もお金もかかり逆効果になるようなことばかりします。

「1回で綺麗になり、気持ちよかったら、それは頭皮にとっても良いことなので、ぜひ続けましょう。」そんな甘言を言われ続けても、頭皮は傷んでいく一方なのです。数か月して「おかしいなぁ、通院しても心なしか脱毛が多くなってきたような・・・」そう思ったら、実はなるべくして頭皮が弱っているのです。
髪の毛を増やす方法をみる